盛り上げるだけが、DJじゃない。

DJ HIDeに聞く、J-POPの選曲と「3曲のまとまり」。
話し手:DJ HIDe / 聞き手:パステちゃん
写真:提供写真
01 / J-POP & WORDS歌詞が伝わるから、曲同士のつながりも表現できる。

まずは、DJを始めたきっかけを教えてください。
地元の友達や先輩がクラブでイベントをやっていて、遊びに行ったときに目の前でDJを見て、「DJをやってみたい!」と思ったのがきっかけです。
J-POPをかけ始めたのは、自分がライブDJをしているアーティストの曲をかけたりしたところから。ただ、クラブで一晩J-POPをやるのは、ジャパステが初めてでした!
HIDeさんが感じる、J-POPをDJで届ける面白さは何ですか?
DJをやっている側も、聴いている側も、歌詞が聴き取れて、意味を理解できる。それはJ-POPの良さだと思います。
前の曲や次の曲とのつながり、親和性など、日本にいて、日本の音楽だからこそDJで表現できることがある。それぞれの感性で伝えられると思います!
02 / MAKING THE MOOD盛り上がる前の時間も、一度休める時間も。
HIDeさんらしさが出る選曲や、好きな時間帯はありますか?
イベントが始まってから、お客さんが「盛り上がるぞー!」となるまでの時間が、やっていて楽しいです。
来た人が滞在しやすい雰囲気をつくって、少しずつテンション感やBPMを上げていく。足を動かしたくなる、手を上げたくなるように選曲して、「あとは盛り上げるだけ」という状況で次の人にパスできたときは、達成感があります!
あとは、前のDJがすごく盛り上げたあとの時間に、そのDJとは全然違うことをやるのが好きです(笑)。
ずっと盛り上がり続けると、お客さんも疲れてしまうし、ドリンクを買ったり、トイレやタバコ休憩に行ったり、それぞれしたいこともあると思うので。最後まで楽しんでもらうために、「一回ここで休め!」ぐらいの気持ちでやります(笑)。
日本のHIPHOP、日本語ラップ・J-HIPHOPが好きなので、そのジャンルの人気曲や流行りの曲をプレイすることも多いです。

03 / THREE TRACKS「次の一曲」だけでなく、「3曲の流れ」を準備する。
次にかける曲は、どのように決めていますか?
基本的には、同じアーティストや、事務所・レーベル、プロデューサーなどのつながりで曲をつないだり、音楽配信サービスでトレンドの曲を調べてかけたりしています。
ただ、現場ではお客さんの反応も見ないと、フロアが悲惨なことにもなりかねないので。「この流れやつなぎはいいな」と思う曲を、3曲くらいのまとまりにして、何パターンも準備しています。いつでも使えるように。
1曲ごとに反応を見て変えてもいいんですが、終わったあとに流した曲のリストを見ると、「選曲がバラバラだったな」「グルーヴがなかったな」と思うことが多くて。
それなら、自信のある選曲をする方がミスも減るし、余裕も生まれる。お客さんに伝わるDJができるかなと思っています!
HIDeが用意する、3曲の組み合わせ。
PATTERN 01
weeeek → Happiness → A・RA・SHI
- 01

ジャケット:Apple Music weeeekNEWS - 02

ジャケット:Apple Music Happiness嵐 - 03

ジャケット:Apple Music A・RA・SHI嵐
PATTERN 02
I Wish For You → Rising Sun → R.Y.U.S.E.I.
- 01

ジャケット:Apple Music I Wish For YouEXILE - 02

ジャケット:Apple Music Rising SunEXILE - 03

ジャケット:Apple Music R.Y.U.S.E.I.三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
PATTERN 03
虹色の戦争 → オドループ → ないものねだり
- 01

ジャケット:Apple Music 虹色の戦争SEKAI NO OWARI - 02

ジャケット:Apple Music オドループフレデリック - 03

ジャケット:Apple Music ないものねだりKANA-BOON
PATTERN 04
晩餐歌 – Bansanka → 100万回の「I love you」 → CHE.R.RY
- 01

ジャケット:Apple Music 晩餐歌 – Bansankatuki. - 02

ジャケット:Apple Music 100万回の「I love you」Rake - 03

ジャケット:Apple Music CHE.R.RYYUI
DJ HIDe
同じ事務所のアーティストで鉄板で盛り上がる曲や、つないだときに違和感なくテンション感も維持できる曲なので、きっかけに使うこともあります!
04 / TIME TOGETHER誰かが、自分のDJを聴くために時間を使ってくれる。
DJをやっていて、いちばん嬉しいのはどんな瞬間ですか?
話したこともない、名前も知らない人に「DJ良かったです!」とか、「DJを聴きに来ました!」と言っていただけるのは、いちばん嬉しい瞬間かもしれません。
次の日に仕事や予定があっても、聴きに来てくれる人もいて。その人の生活の一部、というのは大げさかもしれないですが、貴重な時間を使ってDJを聴きに来てくれる。それはDJにとって幸せなことです!
初めてジャパステに来る人には、どんなふうに楽しんでほしいですか?
友達とカラオケで騒いだり、ライブやフェスで騒いだり、イヤホンやお風呂で音楽を聴きながら一人で歌ったりする。そのときぐらいの感覚でいいかもしれません!
自分と同じジャンルやアーティストが好きな人もいると思うので、そういう人と出会えるのもジャパステの良さだと思います。
05 / START WITH WHAT YOU LOVE最初は、自分の好きな曲から。
これからJ-POP DJを始めるなら、まず何をやってみるといいですか?
自分の好きな曲やアーティストでDJをしてみるのがいいかなと思います!
好きだからこそ、歌詞も、つなぎどころもわかる。自分なりの良さが出せると思うので。
あとは、一度ジャパステに足を運んでみてください。J-POP DJでもいろいろなタイプのDJがいるので、ビビッと来た人とコミュニケーションを取るのがいちばんいいと思います!
これから、どんなことに挑戦してみたいですか?
基本的には、どんな現場でも要望に応えたいです。コンセプトがあるのであれば、そのなかで自分らしさを出せるように準備するだけなので。機会があれば、いろいろやってみたいです!

DJ HIDe
HIP HOP、R&Bを軸に、J-POPやK-POPまで幅広くプレイするDJ。ATOM TOKYO、VUENOS TOKYOなどでキャリアを重ね、アーティストのライブDJとしても全国各地に出演する。
「ジャパステーション」ではJ-POPをプレイ。2023年には、mihimaru GTのデビュー20周年記念作品でDJ Mixの制作を担当した。
構成・編集:ジャパラボ編集部 / 写真:提供写真

